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工学部の中でも「」という専攻分野は、特に専攻と就職が直結しています。多くの院生は建築関連の仕事に就くことを前提に就職活動を行なっていますが、どのような就職先や職種があるのでしょうか。また、院生と学部生では、就職活動での立ち位置に違いはみられるのでしょうか。建築系の大学院で学ぶ学生の就職についてまとめてみました。

「建築」を専攻した大学院生の就活メリット

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「建築」に関われるのは「建築」専攻

建築関連の職種は学科指定があることが多く、「建築」の仕事に新卒で携われるのは、「建築」を専攻した人が中心です。以前は工学部の中でも、建築はさほど大学院への進学が重視されていませんでしたが、大学院へ進学する人が多くを占める状況に変わってきました。

さらに、設計職や研究開発職を目指す人の場合、学部や大学院で所属する研究室が、就職先にも大きく影響してきます。研究室は大きく分けると、意匠系・構造系・環境系という分類です。

意匠系で人気のある研究室に入るためには、学業の成績が優秀であることを大前提としたうえで、設計力も求められるため、学力が高いだけでは通用せず、デザイン的なセンスも求められます。構造設計の仕事に就きたい人は、構造設計を専門とする教授の研究室に所属します。研究開発職は、構造設計あるいは環境系の研究室に所属している人の採用が中心です。

大手企業の設計職を目指す学部生の中には、就職活動を行なった結果、思うような企業から内定が得られず、大学院へ進んで、コンペに出品するなど研鑽を積んで、再度、修士卒として就職活動にチャレンジするケースも聞かれます。

一級建築士の勉強を進めておける

一級建築士の国家試験を受験するためには、大学卒業後に2年の実務経験が必要です。以前は、一級建築士の国家試験は、大学院の建築の課程で2年修了すると実務経験と認められ、卒業した年に一級建築士国家試験が受験可能でした。2008年11月以降は、インターンシップや関連する単位の取得によって、1年ないし2年の実務経験として認められるように変わっています。インターンでの単位の取得状況によっては、修士課程を修了して就職した年に一級建築士試験を受験することはできませんが、大学院の在籍期間中に勉強を進めることが可能です。
建築関連の仕事では一級建築士の資格が重視され、就職後は早期の取得が望まれます。大手企業に就職した人ほど、就職後に早期に一級建築士資格をとらなければ、社内での立場に影響を及ぼしますので、早めに取得できるように計画を立てましょう。

「建築」専攻の大学院生に人気のある業界とは?

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設計事務所

「組織系事務所」とは、意匠設計から構造設計、設備設計までを手掛ける事務所をいいます。世界的な規模で活躍する大手事務所には、日建設計やNTTファシリティーズ、日本設計、三菱地所設計が挙げられます。
これに対して、「アトリエ系設計事務所」とは、意匠設計を行なう作家性の強い設計事務所です。
意匠系の有名設計事務所に入るのは狭き門であるため、大学院に進んだうえにコンペや卒業制作での実績が重要です。採用は大学院名だけではなく、個人の力量が重視されます。

「構造設計事務所」は、意匠設計に基づいて構造設計や構造計算を行なう建築設計事務所です。いわゆる姉歯事件を受けて、2009年11月以降は一定規模以上の建築物の構造設計は、構造計算一級建築士の設計や法的適合確認が義務付けられています。構造計算一級建築士は、一級建築士として5年以上構造設計や設備設計の実務経験があり、講習を修了すると受験資格が得られます。構造計算一級建築士なしでは、大規模な建築物は建てることができず、一定のニーズが確実に見込める仕事です。

ゼネコン

ゼネコンとは総合建設業のことをいい、建物の建設工事や土木工事を発注者から請け負う事業者です。スーパーゼネコン5社といわれているのは売上高をもとにして、1位大林組、2位鹿島建設、3位大成建設、4位清水建設、5位竹中工務店です。
ゼネコンでの仕事の中でも、建築を専攻した院生が主に配属されるのは、設計職や研究開発職、施工管理職です。
ゼネコンの設計部門は、自社で請け負う建物の設計や設計監理を行ないます。研究開発職は技術研究所で、自社の独自の商品開発や技術開発に携わる仕事です。研究開発職は募集が少なく狭き門となっています。施工管理職は建築現場で施工計画を立て、協力業者に指示をして工程管理や品質管理、安全管理を行なう仕事です。施工管理はスーパーゼネコンでも学部卒での採用が多い職種です。一級建築士あるいは1級建築施工管理技士の取得が求められます。

「建築」専攻の大学院生のほとんどは関連業界に就職している

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建築専攻の院生のほとんどは、一級建築士の実務経験となる建築関連の職種に就きます。また、直接、建築に関わらないまでも、関連する業界に就職することがほとんどです。建築は理系の中でも、専攻と業界や職種の親和性が強いといえるでしょう。

建築に関連する業界で、少数の院卒者が就職しているのは、不動産業界を始め、住宅設備機器メーカーや建材メーカーなどです。これらの業界は希望する人は少ないですが、建築専攻の院生は比較的採用されやすいです。

「建築」専攻は学部卒と院卒どちらが有利?

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研究開発職は他の業界と同様、大手企業では修士以上とされ、圧倒的に院卒が有利です。組織系設計事務所や構造設計事務所、ゼネコン問わず、設計職も修士が有利となります。大手は修士でなければ入りにくいといえるでしょう。中規模以下の企業の設計職では、院卒と学部卒、どちらもいます。

一方、学部卒が有利なのは施工管理職です。スーパーゼネコンでも、施工管理職は学部卒が多くを占めます。施工管理は実地で覚えていく部分もありますので、業務に必要とされる知識は大学4年間で身につけた内容で充分対応できます。ただし、院卒者はもともと自頭がよく優秀な人が多いため、昇進の面では院卒者が取り立てられることも多いようです。

まとめ

建築を専攻する場合、所属する研究室や専攻内容が就職に大きく関わってきます。就職活動を見据えた研究室選びが重要といえます。希望する研究室に入るためには、日頃の学業成績も大切です。早い段階で、建築に関連する仕事の中でもどんな企業でどんな仕事に就きたいかイメージしておくようにしましょう。

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この記事を書いた人

Yui Umehara
Yui Umehara

メーカーで事務職として勤務の傍ら、インテリアスクールに通い、住宅関連の会社いくつかで勤務。結婚、出産を経て、ライターとして活動中。過去の転職の経験から得たコツなどをお伝えします。